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2009年06月29日

多良間島 その1「スツウプナカ」

はいさいぐすーよー、えるおき記者のがっきーですシーサーメス
きょうは、特に多良間島ファンのみなさんに耳寄りなブログです。

6月16~18日、専門誌の取材で宮古島と石垣島の中ほどにある多良間島の豊年祈願祭「スツウプナカ」に行ってきました。
沖縄本島や八重山でもある「節祭」のひとつです。
村役場をはじめとした多良間島の人々の協力を得て、行事に密着取材させていただきました。

多良間といえば、旧暦8月8日に五穀豊穣を祈って島の若い女性(中学生)が煌びやかな踊りをする「八月踊り」が有名ですね。この「スツウプナカ」には舞踊はなく、またツカサ(神に仕える者)以外は男性ばかりで一切の神事を執り行い、ミス(神酒)を3日間にわたり何度も酌み交わして豊年豊漁を祈る神行事です。

男たちは、神に供える魚を捕るイム゜ジャー(海座)、料理を司るクバンジャー(供番座)、神酒を造るブシャジャー(補佐座?)、祭祀を取りまとめるウイピトゥ゜ジャー(老人座)など役割ごとに分かれ、島の4カ所の祭場で行われました。
どの地域でも前夜から翌日にかけ何度も二リ゜(神歌)が歌われ、囃子とともに神酒の回し飲みやオトーリが行われていました。
その様子は宮古のオトーリの原型のようでもあり、現代の結婚式や大学生の体育会での酒席行事、一気飲みのルーツに近いものを感じました。

豊漁を占う漁にでかけるイム゜ジャーの海人たち。


イム゜ジャーは3日間浜辺に寝泊りしてその年の豊漁を占う漁を行い、獲れた魚をクバンジャーが料理します。
今年は大漁だったようで、祭事の口上で「今年のカマボコが厚いのは、大漁の証。大漁であることは、豊漁が約束されたこと間違いない。2人でユガプー(世果報)をまわします」とオトーリを開始していました。

前夜、「アカツキィ゜ヌニガイ゜」(暁ぬ願い)と称する神行事で
供え物「包花」を供える。
「包花」の中身は粟・麦・小豆・大豆・黒糖・ブー(苧麻)・釘で、
それぞれ27包、計189包を供える。



唯一の女性はツカサ。


最初はツノジュラ(角皿)という酒器で、ついでユナウス皿という
酒器を持って、客に順次ミス(神酒)を注いでまわる。
客は「ヒヤ ヤッカ ヤッカ」または「ヒヤ ハーヤ ハーヤ」
の囃子で順々に神酒を飲み干す。
この写真では、酒器を持って踊り歌っているのが注ぎ手で、
女性のツカサが客(飲み手)。



ミスを飲む時に歌う囃子歌は次のようなものです(祭場により変わる)。
この歌をはじめ、スツウプナカでは三線など楽器はまったく入りません。
すべて男性のコーラスです。

ウヤキーツーヌジャーラーヨー (富あふれる角皿よ)
ピヤシーバードゥユヤナウーリ゜ (囃してこそ豊年になる)
クガニーナーカージャーラーヨー (黄金の皿よ)
ピヤシーバードゥユヤナウーリ゜ (囃してこそ豊年になる)
ウヤキーユナーレガユイトーレガ (富あふれる豊年よ)
ウヤキーユナーレガユイトーレガ (富あふれる豊年よ)
ユノーレガ
ユノーレガ
ヒヤ ハーヤ ハーヤ ハーヤ

この「ヒヤ ハーヤ ハーヤ ハーヤ」のときは、参加者はみな本当に
楽しそうで、世果報を祝うという感じです。


ツノジュラと呼ばれる酒器に入れられたミス(神酒)。
9日前に米で作られたもの、前日に芋で作られたものの2種。
かつては米ではなく、粟で作っていたという。もしかしたら、
アワモリの原型なのかも。飲んでみると米の方はかなり発酵が
進んでいて酸っぱく、芋の方は甘い芋の味がした。
島の人の話では、ミスはどんなに飲んでもお腹をこわすことは
ないとのこと



料理は捕れたばかりの新鮮な魚を塩漬けにしたナマスや
カマボコ、昆布、豆腐。カマボコも調味は塩だけ。
写真は魚のアラと塩で取った出しにカマボコを入れた汁物。
ダシはナマスにした魚の内臓を炭で焼いたものと塩、生姜で
とるという。ものすごく美味だった。



最終日の朝も神酒を回し飲みした後、頭にホウイフシャと
呼ばれる葛の巻きつけ、腰縄をつけ、若竹を降りながら悪霊の
追い払いを行う。
東南アジアから南西諸島、日本列島に見られる草装儀礼のひとつ。
道中、「タラマユー」という神歌を歌いながら、たまに青竹で悪霊を
叩きつつ歩く。
「厳粛な儀式だから」と、私もホウイフシャを付けられ同行した。




非常に神聖な神行事ながら、男ばかりで行うせいか、それとも多良間人のおおらかな気質のせいか、どの儀式のときも笑顔や笑い声が耐えず、楽しい祭事でした。
儀礼としては地理的な位置と同じく八重山と宮古の中間の印象を受けましたが、
若者から年配者まで笑い声があふれている様子は類例をみないものでした。


沖縄タイムス記事
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-06-18-M_1-026-1_001.html



ちなみに宮古方言の発声は「キ゜」「ス゜」など日本標準語にはない発音があり難解ですが、多良間方言にはさらに難しい発音が多くあります(注※ キとスの右上にあるのはテンテンではなく、マルですよ)。
ここに登場した「リ゜」「ゥ゜」のほか、「ム゜」「ィ゜」などあります。発声の仕方は・・・・ちょっと無理です。


多良間島その2では、シュンガネ系民謡のひとつ「多良間シュンカニ」について触れます。
   

Posted by えるおきなわ at 23:40Comments(0)TrackBack(0)

2009年06月23日

きょう、慰霊の日

はいさい、がっきーですシーサーメス

きょう6月23日は、「慰霊の日」でした。
この日は沖縄県内の学校や官公庁は休業です。
毎年、この日には糸満市摩文仁の平和祈念公園で沖縄全戦没者慰霊祭が行なわれています。
今年の式典には、麻生首相が出席しました。

☆沖縄国際大学2年の稲角光祐特派員がスクープしてくれました。


64年前の沖縄戦では、日本軍兵士と住民合わせて25万人が亡くなりました。
住民は、当時の沖縄県人口の4分の1にあたる15万人が、地上戦に巻き込まれて命を落としました。

6月23日は、日本軍の組織的戦闘が終結した日ということで、沖縄県の条例で「慰霊の日」に制定されています。
しかし、残存日本兵による住民を巻き添えにした局地的戦闘や、捕虜収容所での厳しい生活との戦いはこの日以降も続きました。

  
続きを読む

Posted by えるおきなわ at 22:52Comments(0)TrackBack(0)

2009年06月16日

沖縄は大雨です

沖縄は連日、大雨です雨
昨年来から少雨傾向で、梅雨に入っても晴天が続いていましたが、
先週に入ってからハンパじゃないくらい降ってます汗

時にはゲリラ豪雨を思わせる降り方も。
涼しい日が続いたり、台風が上陸しなくなったり、やっぱり
温暖化の影響で気候が変わりつつあるのかな・・・

えるおきなわから見おろす恩納村の海も、近くの川から流れ込んだ
赤土で染まっています。
沖縄の土は流れやすいのですが、恩納村から北側は「国頭マージ」
という土質で、大雨が降ると上流の農地や開発地などから
川を伝って海に流れてしまいます。


普段はこんなコバルトブルーの海が(干潮時です)


大雨が降るとこんな風に(6月12日の状況です)


リーフいっぱいに赤土が流れ込んでいることがわかります。

天気予報ではあすも大雨、そして雷らしいです雷
こんなに降ってるのに、ダムの貯水率は56%らしい。
節水は心がけないとねタラ~

<えるおき シーサーメス がっきー>


   

Posted by えるおきなわ at 00:09Comments(0)TrackBack(0)

2009年06月13日

民謡コンクール~優秀賞の部~1

はいたい!
うるま市芸術劇場からこんにちは!

民謡コンクール受験当日。
緊張のあまり倒れそうな、みどです

もう帰りたい…


出番が午後なので、今、控え室で髪結いの順番待ち。

この待ち時間が、より緊張感を煽るのかも

みどとまりぼんの結果やいかに


明日のえるまぐを待て!
(合格しそうだったら報告します(こそっ))  

Posted by えるおきなわ at 12:16Comments(0)TrackBack(0)スタッフの部屋

2009年06月05日

神戸「ちむ美ら三線 高良倶楽部」さん

三線 えるおき関西上陸シリーズ「神戸・元町南風坊」編 http://elokinawa.ti-da.net/e2628204.html で登場していただきました、神戸の三線教室「ちむ美ら三線 高良倶楽部」さんから、活動風景の写真をいただきました。



居酒屋「南風坊」三宮店で行われた、アニバーサリーパーティのひとこまだそうです。
沖縄よりも沖縄っぽい!まさにリトル沖縄赤ハイビスカス

カチャーシーも上手です。



赤しまぞうり 教室のことを伺ったところ、他ではあまり聞いたことがない、けっこうおもしろいレッスンスタイルだったので、ちょっぴり聞き取り取材させていただきました。

「ちむ美ら三線 高良倶楽部」は、神戸の中心部・三宮から阪急、JRで東に5分の神戸市灘区に教室があります。
神戸を中心に各地から生徒さんが集まり、年中無休!でさまざまな年代の方がなごやかに練習を行っているそうです。現在登録されている生徒さんは、49人。
基本は個人レッスン形式で、ユニークなのは授業料が月謝制ではなく「キャッシュ オン レッスン」 つまり1レッスンごとに会計されることです。
 
1時間いくらの料金設定になっていて、各自が日時やレッスン時間を自由に決める方式なので、予算に合わせてレッスンを受けられますね。
なので遠隔地から日時を決めて「まとめ通い」も可能で、他府県からの生徒さんもおられるようです。
「1シーズンに1回」という生徒さんもおられるとか。


黄しまぞおり 教師は野村流師範の通称「にんにん先生」で、うちなーんちゅ3世。
沖縄は小禄がルーツだそうです。そういえば高良姓は小禄地域に多いですね。
介護の仕事と沖縄料理店での唄者の両方をこなす、マルチな方です。
音楽大学の卒業で沖縄民謡を含む発声法に詳しく、とくに「気持ちやこころを込めた歌い方」のレッスンに重点を置かれています。
最近では、沖縄民謡を使った音楽療法にも取り組まれています。



青しまぞおり 野村流だけど、型や流派にとらわれずあらゆるジャンルの曲を指導しているとのことです。

教室のスタイルといい、沖縄のおおらかさと神戸の開放的な感覚がチャンプルーされた、ウチナー神戸的三線スタイルといえるでしょうか。




左が教師の「にんにん先生」。右はお弟子さんの「オッキーさん」


お問い合せは携帯:090-4499-6895まで
ウエブ
http://music.geocities.jp/suidousuji_music_soul/support-shop-chicth/chimuchura.html


三線 本土の三線教室には、それぞれ独自性や持ち味があるんだな~と感心した次第です。
みなさんの地域の三線教室は、どのような持ち味や特徴がありますか?
「うちはこんな曲をやってます」「うちは慰問ボランティアやってます」
「うちはもっと沖縄っぽいです」など活動紹介をしたい方は、活動風景の写真を送ってください。
ブログでご紹介いたします。

スタッフが近くに行ったときは、取材もいたしますよ~



三線 えるおきなわが発行するキワモノ三線情報「月刊えるまぐ」
http://www.el-okinawa.com/product/elmag_inpt.htm

5月25日発行号は
「特集!もう迷わせない!市販の三線楽譜を徹底比較!」。
今回もかなり激しく濃い内容です。
ぜひご一読ください。


<えるおき広報部 シーサーオス がっきー>   

Posted by えるおきなわ at 13:30Comments(0)TrackBack(0)

2009年06月01日

デザイン人工皮三線の皮完成!

きゃー(≧▽≦)
はいたい!
テンション高く、みどです!♪赤


なんとなんと!
待望の、デザイン人工皮三線用の皮の色校正があがってきました~(≧▽≦)

これから、実際に胴に張ってみて、
どの色にするか、はたまた、違う色にするかを吟味して、
完成版が作られていきます。

いよいよ!
ゴールが見えてきました♪♪

仕上がりまでもうしばらく楽しみにお待ち下さいませ。

ひっぱったら、やーるーがちょっとふくよかな感じになりそうで
どっきどきのみどがお伝えしました!

では!
またあとからな~♪  

Posted by えるおきなわ at 17:58Comments(0)TrackBack(0)スタッフの部屋

2009年05月17日

夏の到来を“肌で実感”とはまさにこのこと!Σ( ̄□ ̄!!

はいたい♪赤
久々登場のみどみどです。


今日の沖縄は…

暑い!!

んです…。

確かに、海はとってもきれいで、空はとっても青いけど…

下えるおきの社窓(しゃそう)から ~ vol2


暑い!!

んです…。


普段は庭をかけまわっている営業部長も、
今日はデッキでへたっていたり。



窓から見える、バナナボートの人とかジェットスキーをやっている人とか、すごく気持ちよさそうでうらやましいです!!(><)

来週から沖縄地方は雨模様が続くようなので、その前に暑くしておけ!というティーダ晴れ様の配慮なのでしょうか;

いいお天気につられて、外で三線三線を弾いていたら、
あっというまに肌が真っ黒になってしまって大後悔(*vv)

・・・と、それだけが訴えたかったみどでした!


でわ!
またあとからやー♪

  
タグ :太陽

Posted by えるおきなわ at 17:09Comments(0)TrackBack(0)スタッフの部屋

2009年05月11日

大阪三線同好会さんがお花見

先月、「えるおき関西上陸編1 大阪梅田・レストランOKINAWA」でご紹介した、このお店を拠点に活動されている「大阪三線同好会」さんからお花見の写真が届きましたびっくり



場所は大阪城公園だそうです。
それにしても、ものすごい桜・さくら・サクラ・sakuraびっくり!!なんだかサクラのドームの中にいるみたい。すごいな~ピカピカ
いろんな世代が集まって、桜吹雪の下でみんなが心を合わせてひとつの曲を奏でるなんて、三線のすばらしさを実感します。
みなさん、いい表情をされてますねニコニコ

撮影された方も、みなさんの生き生きとした表情をうまくとらえておられますねびっくり 美らかーぎー(大阪弁の「べっぴん」かな)やっさハート


もしかしたら、東北、北海道のみなさんはいまごろサクラを楽しんでおられるのかな。
ゴールデンウイークに花見なんて、いいなー
東北、北海道のみなさんで花見三線された方がいらっしゃったら、ぜひ写真を送ってくださいシーサーメス


それにしても、こんな満開のサクラの下でみんなで三線を弾いて歌ったら、楽しいだろうな。
沖縄では絶対できないワザです。

ちなみに沖縄のサクラはヒカンザクラ(もしくはカンヒザクラともいいます)といって、本土のソメイヨシノとは異なる種です。いっせいに満開になるのではなく、あちらこちらで思い思いに、恥らうように下向きに咲くのが特徴です。
「はずかさー」な(シャイという意味)ウチナーンチュの思いを代表している、なんていう人もいます。




恩納村のえるおきなわに咲くヒカンザクラ。2月のはじめごろ、青い空とコバルトブルーの海、そして濃いピンクのサクラがすてきなコントラストを描きます。海が見えるお部屋や庭もありますので、ぜひ三線を弾きにきてくださいね。 












ステキな写真を送ってくださった大阪三線同好会のみなさん、ありがとうございますキラキラ  大阪三線同好会さんは、水曜日にレストランOKINAWA梅田店、土曜日に同なんば店で集まっておられるようです。三線を聞きたいとか、一緒に弾いてみたいという方はレストランOKINAWAを訪ねてみられてはいかがでしょうか。

<えるおき広報部 シーサーオス がっきー>

レストランOKINAWA
赤ハイビスカス 梅田店
大阪市北区梅田1−1−3大阪駅前第3ビルB1−63号
JR大阪駅・北新地駅、阪神梅田駅、地下鉄梅田・東梅田各駅から徒歩5−10分
06-6344-4567
11:30〜14:00(ランチ)、17:00〜23:00
(土はランチなし、夜のみ)
日、祝休(GW、お盆、年末年始休)
席数:74席

赤ハイビスカス なんば店
大阪市中央区難波5-1-60 なんばCITY南館1F
地下鉄・阪神・近鉄・南海各なんば駅から徒歩5−10分
06-6644-2678
11:30〜14:00(ランチ)、17:00〜23:00
なんばシティの休館日は休み
席数:100席




  

Posted by えるおきなわ at 14:47Comments(0)TrackBack(0)

2009年04月25日

神戸「元町南風坊」「南風坊」〜えるおき関西上陸3

青しまぞおり 関西の三線仲間が集う、楽しくておいしい店を訪問するシリーズの最終夜です。今夜のお店は、JR元町駅前の「元町南風坊」、そして三宮の「南風坊」。える・おきなわのカタログとパンフレットを置いていただいています。
お店に行ったら、えるおきのパンフもチェックしてみてくださいね。


「元町南風坊」とオーナーの藤綱さん


青しまぞおり JR元町駅東口を山側(神戸では南北ではなく「山側」「海側」で方向を表すそうです)に出て左を見ると、沖縄の民家にあるしっくい赤瓦がびっくり
琉球泡盛「瑞泉」とオリオンビールのちょうちん、看板の隅には「瑞穂酒造株式会社」のクレジットも。

店に入れば、クースガーミ(古酒カメ)と泡盛の3合ビン、そしてオリオンビールがずらっシーサーオス



店主の藤綱さんが10年ほど前から手がけていた泡盛と炭火焼きの店を、今年2月にリニューアルオープンしました。沖縄の泡盛メーカー瑞穂酒造との提携で、たくさんの種類の泡盛や地元灘の酒と炭火焼き料理が楽しめる店として賑わっています。



青しまぞおり 神戸も戦前から沖縄出身者が多く移り住んでいました。大阪とは少し違う感じで、戦前からあった鉄鋼や造船会社を中心に広く分散して住まれていたようです。
神戸は、昔から船で沖縄を旅立った人たちが最初に上陸する場所でした。また、多くの沖縄県民が南米などへ海外開拓移民として出かけていったのも神戸港です。元町の坂の上には、出国前に研修などを受けた移民収容所跡が今も残っています。そういえば昨年はブラジル移民100周年で、沖縄でも神戸でもイベントが開かれました。
元町南風坊は、移民坂と呼ばれた坂道の麓にあります。かつて、多くの沖縄県民がこの坂を下って神戸港から海外に飛び出したことでしょう。

元町南風坊の近くを通る、かつて海外への移民さんが歩いた坂道

戦後、沖縄が米軍に占領されてから復帰までは、沖縄から本土に来る船は神戸港に着いて、元町の中突堤にある税関を通らなければ本土に「入国」できませんでした。仕事や進学などで苦労しながら沖縄からやってきた人たちは、税関の近くにあった沖縄県人会兵庫県本部の事務所で旅の疲れを癒したと聞きます。



青しまぞおり そんな沖縄との由来がある元町で、南風坊は沖縄ファンや三線好きの集う店として知られています。奄美出身者も多いこの地域では、奄美の方も時おり三線を持ち寄って飲んで食べて弾いて楽しいひとときをすごされているとか。

オーナーの藤綱さんによると、赤瓦は沖縄から取り寄せたとのこと。赤瓦だけではなく、もちろん食材も沖縄から送ってもらっているそうです。
藤綱さんは、代々神戸・魚崎で漁師を行っていた家系に生まれ育ち、沖縄でいえば「海人(うみんちゅ)」の家柄なんだそうです。なんか、神戸もいろいろだなーさんご礁

 藤綱さんとスタッフの金城さん(左)。金城さんは、神戸にある野村流古典の三線教室「誠和会」仲村誠之助師範のお孫さんだそうです。






元町のこの店はカウンターだけの小さな店ですが、三宮には本店があり、こちらは貸し切りできる座敷もあって三線グループがよく歌遊びをしているというので行ってみました。



青しまぞおり 三宮の「南風坊」は、阪急三宮駅東口を出て北野坂を5分ほど上がった右手にあります。
こちらは関西の町家風の落ち着いたたたずまい。3階建てで、座敷席は2階と3階にあります。
この日は、市内灘区にある三線教室「ちむ美ら三線高良倶楽部」のみなさんがアニバーサルパーティを行っていました。野村流師範の「にんにん先生」はうちなーんちゅ3世で、大半を占める神戸っ子の生徒さんに混じって沖縄出身者も学んでいます。この日も宜野湾出身の介護福祉士さんが来ていて、「神戸に来てから三線をやる気になった」と言っておられました。興南高校出身で、センバツ高校野球で興南が負けたあとだったのでとても残念がっておられました。


三線とギター、ピアニカ、笛などでお座敷セッションを楽しむお客さん


青しまぞおりこの写真のように、三線の他にもいろんな楽器を持ち込んでのセッションを行うグループもいて、大阪や名古屋からも集ってくるそうです。関西の人は心行くまで三線を楽しんでいるんだなーと、とても感心しました。沖縄でもがんばらなくてはパンチ!
写真は、セッションをしていたグループのメンバーの方にいただいたものです。ありがとうございますニコニコ


青しまぞおり 元町店も三宮店も、沖縄料理をベースに関西の味付けや神戸の風味を加えた創作料理が自慢です。
テビチやポークなど炭火焼きでいただく沖縄食材は、沖縄ではあまりない新鮮な感覚で、泡盛や灘の酒との相性は抜群でした。


「元町南風坊」「南風坊」とも、えるおきのカタログやパンフを置いています。皮を張り替えたいとか、小物や消耗品が必要になった時など、「元町南風坊」「南風坊」を訪ねてカタログでチェックしてくださいね三線
カタログ(全27ページ)はこちらからダウンロード&無料送付もできます。
http://www.el-okinawa.com/product/catalog.htm


元町南風坊、三宮の南風坊とも、えるおきのパンフレットおいてます。上には沖縄情報でおなじみ、ぴらつか暦も置かれていますニコニコ

赤ハイビスカス 元町南風坊
神戸市中央区北長狭通4-2-2
JR神戸線元町駅東口、阪神本線元町駅東口徒歩1分、 
078(331)2477
17:30~翌1:00 
年中無休
20席

赤ハイビスカス 南風坊
神戸市中央区加納町4丁目7-14
JR三ノ宮駅西口、阪急三宮駅東口徒歩5分 
078(321)3577
月~土17:30~24:00(L.O.23:30) 
日・祝17:30~23:00
年中無休
80席(宴会は30人)

青しまぞおり これからも、あなたの町の三線ファンが集うお店にお邪魔します。そのときは愉汰志駆(ゆたしく=よろしく)お願いしますおすまし

える・おきなわでは、三線ライフに役立つ情報や、沖縄でしか知ることができないちょっと変わった三線ネタを満載したメールマガジンも発行しています。
ぜひご覧になってくださいね。
http://backnum.combzmail.jp/?m=1br0

<えるおき広報部 シーサーオス がっきー>  

  

Posted by えるおきなわ at 18:48Comments(0)TrackBack(0)

2009年04月18日

大阪大正「うすぱれ豊年」〜えるおき関西上陸2

先週につづき、関西の三線仲間が集う楽しくておいしい店を訪問するシリーズ第2夜は、JR大正駅近くの「うすぱれ豊年」沖縄そば
える・おきなわのカタログとパンフレットを置いていただいています。お店に行ったら、えるおきのパンフもチェックしてみてくださいね。


黄しまぞおり 大阪市大正区は、戦前から沖縄県出身者が出稼ぎなどで移り住んだウチナーンチュの多い街です。その大正区の玄関口・JR大正駅を降りてバス道を京セラドーム球場側に歩き、1筋目を右に入るとすぐに「うすぱれ豊年」はあります。



歌三線に合わせ、大盛り上がりのおじさんたち
沖縄人ではなく、関西のおっちゃんたちです


黄しまぞおり のれんをくぐると、そこはまさに沖縄。
ステージの唄者さんが歌三線とトークで上手にお客さんをのせると、座敷きではノリのよい関西の人たちが手振り腰振りで踊り出していました。
ライブは毎日、お客さんに合わせて随時行っています。唄者は、大阪では知る人ぞ知る「松田先生」。弟さんが沖縄で民謡歌手で活躍されています。
年輩者も若いグループも、ここで一緒に楽しむことで友達になっていくのだとか。沖縄出身者の多い地域ですが、駅前という立地の良さもあって、関西一円から沖縄ファンがやってくるそうです。近くには三線教室も多いので、三線仲間も多くやってきます。


黄しまぞおり ステージには、お客さんもどんどん上がります。
三線初心者は唄者さんと一緒に。
腕に覚えのある人は三線片手にソロで熱唱。
もちろん生オケで歌だけでもOK。
気軽にステージを経験でき、人前で歌いたい人やコンクールを目指している人にはもってこいのお店です。



オーナーの内原まりえさん

黄しまぞおり オーナーとしてがんばっているのは、石垣島白保出身の内原まりえさん。白保といえば八重山はもちろん沖縄でもっとも芸能行事が盛んな地域で、多くの沖縄音楽関係者を輩出しています。まりえさんの親戚にも八重山古典の大家がいるほか、ご自身も芸達者で音楽好き、話し好き。大阪に来てン十年。実は最近まで生命保険の仕事をされていたそうです。
ちなみに「うすぱれ」は、まりえさんの家の石垣島での屋号です。


黄しまぞおり 「うすぱれ豊年」には、えるおきのカタログやパンフを置いています。ワンランク上の三線が見たい、皮を張り替えたい、小物や消耗品が必要になった時など、「うすぱれ豊年」を訪ねてカタログでチェックしてみて三線大正区では9月に「大正エイサーまつり」があるなど、エイサーも盛んです。エイサーの手作りグッズも数多く取り揃えていますので、ぜひご覧ください。
カタログ(全27ページ)はこちらからダウンロード&無料送付もできます。
http://www.el-okinawa.com/product/catalog.htm



黄しまぞおり「うすぱれ豊年」は、しっかりと出汁をとった沖縄そばがおいしい店でもあります沖縄そば 八重泉、請福などまりえさんの故郷・石垣島の泡盛や、波照間島の泡波も置いています。



赤ハイビスカス うすぱれ豊年
大阪市大正区三軒家東1-4-11
JR・地下鉄大正駅徒歩3分、阪神なんば線ドーム前駅徒歩10分
06-6553-0781
090-1914-7833(内原さんの携帯電話)
17:00〜24:00
火休
40席
  

える・おきなわでは、三線ライフに役立つ情報や、沖縄でしか知ることができないちょっと変わった三線ネタを満載したメールマガジンも発行しています。
ぜひご覧になってくださいね。
http://backnum.combzmail.jp/?m=1br0

<えるおき広報部 シーサーオス がっきー>

   

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