2004年12月29日
蛇のたたりは?

以前、お客様から、三線は蛇皮を使用していることから、「以前、お客様から、三線は蛇皮を使用していることから、「蛇のたたりはありませんか。どのように対処するのですか?」と、ご質問がありました。
笑っちゃいけません。沖縄にはユタなどがいることからもわかる様に、霊の話は空想ではなく、なかなかリアリティのあるものなのです。
(と言っても質問は本土の方からですが・・・)
さて、三線に蛇のたたりはあるのでしょうか。今のところ、僕は三線で蛇に関するたたり話を聞いたことがありません。おそらくは、三線が、どちらかというと人間の私利私欲を超えて、心の象徴として神聖に扱われたからではないかと僕は思います。ちなみにエイサーの太鼓も牛の皮ですが、エイサーはもともと魔よけの踊りと言う由来があるためか、牛のたたりは聞きません。
こんなことを言ったら関係者に怒られそうですが、どちらかというと猫のほうが死後に化けて出そうなので、猫皮を使う本土の三味線のほうはどうなんだろうかと思ったりします(^^;。偏見っぽいですね、ごめんなさい。生きている時に怖いのは蛇のほうですが。
さて、冒頭のご質問についてですが、三線に限らず食事でも何でも、「感謝」のおもいを持つことが一番ではないかと思います。人間でも、心からありがとうと言われて怒る人はいないと思いますが、
いかがでしょうか。
そんなところで、今年もみなさまとサンシンに感謝しつつ、一年を締めくくりたいと思います。みなさまよいお年を!
2004年12月28日
・・・匂うぞ

ある日のサンシン屋の朝。いつものように店を開けると、
ムッ…
「う・・・匂うぞ」
と、いうことがあります。
何が匂うのでしょうか。これは、サンシン屋の宿命である、蛇皮の匂いです。三線の皮は蛇皮(ニシキヘビ)を使いますので、いわば店中むきだしの蛇皮を置きっぱなしということになります。
三線に使う皮は充分に乾燥させているので、普段は三線に顔を近づけても、匂いがすることはありません。しかし微量ながら、匂いはないことはないらしく、すから、閉店して空間を閉めきると、上のようにむっと匂うことがあります。
毎朝匂うわけではなく、たまに匂うという感じなので、湿気や気温も関係あるかな、と思ったりしています。ちゃんと風通ししなきゃね。
本土の三味線は猫の皮を使うそうですが、もしかしたら同じように、店中猫の匂いがするのでしょうか?(^^; これをお読みのシャミセン屋の方、教えてください。m(__)m
2004年12月27日
商品のネーミング

商品には、有形無形を問わず、名前があります。僕は商品のネーミングを重要視しており、パッと聞いてどんな商品なのかすぐに理解できるよう心がけています。
かつ、できればインパクトのある名前に越したことはありません。
例えば今日の写真の、奥のちょっと小さめな三線。普通なら、「ミニ三線」と名づけて終わります。まあ、その通りなのですが、これでは普通すぎて面白くありません。
では、沖縄の三線だから、方言で「グマー(小さい)三線」と名づけるか? 実はこれも僕が気を使っているところで、方言を使うといかにも沖縄の商品らしくなるのですが、方言が分からなければ、パッと聞いて商品のイメージができません。ですから、なるべく沖縄の方言は使わないようにしています。
ネーミングにあたり、上のように僕があーだこーだうるさく言うのでなかなか決まらなかったのですが、スタッフが「でもこの三線は、こじんまりしててかわいいよね」と言ったので、パッとひらめき、
「じゃあ、『こじんまり三線』にしよう」
と決定しました。商品の特製も表現していて、かつ、ネーミングが(そのまんますぎて)インパクトがあります。
この商品名を見ると、お客様も業者もみんな笑っていくので、多分成功ではないかなと思っていますが、いかがでしょう。
余談ですが、僕は朝、コーヒーを飲みながら読書する習慣があります。 それを、「モーニングコーヒー」を略して「モーコー」と言ったら、女性陣から「なんか汚い」と不評を買いました。気に入っているんだけどな。
2004年12月24日
珍しい三線
三線は探してみると、珍品(?)も数多くあります。
そこで、ここに取り出しましたる一冊の資料…1999年に沖縄県立博物館で行われた、「三線の広がりと可能性展」の図録です。同展の図録であるこの資料は販売品ではないので、多分ほとんどの方は(特に県外)見ることができないでしょう・・・なので、ここに集められた、サンシン屋もびっくりの三線を紹介します(以下、全て同書より引用)写真でお見せできないのが残念です。
キワモノにしぼって紹介させていただきますが、例えば「馬の皮を張った三線」。皮が分厚そうなイメージがあるのですが、鳴ったのでしょうか?また、化学繊維で出来た払い下げの落下傘を重ねて使用した「落下傘張り三線」、セメントの袋を使った「セメント袋張り」などなど…。
「変なもの張っているなあ」と思いますが、これらはほとんど、終戦直後に作られたものです。11/26に紹介したカンカラサンシンと同じで、物資がなくても、何が何でも三線を作るという想いのもとに、工夫して作られたようです。頭が下がります。
僕の一番のビックリは、なんと「金製の棹」と「銀製の棹」の三線が存在することです。ああ~、写真で見せたい!
一体どういう経緯で出来たのか。僕はきっと、「昔、正直者の三線職人が湖のほとりで三線を作っていたところ、誤って棹を湖に落としてしまいました。すると湖から世にも美しいオバー(湖の精)が出てきて、『あんたが落としたのはこの金の棹かい、こっちの銀の棹かい』と職人に聞いたところ…」
というような伝説があるに違いないと思ったのですが(ウソつけ)、金製は20金を448g使用して製作、銀製は1ドル銀貨を鋳造して作られたようです。
紹介しているとキリがないのでこの辺にしておきますが、これら珍しい三線ができた背景には、上記のように先人たちの三線への熱い想いがあったがゆえと、理解していただければ幸いです。
そこで、ここに取り出しましたる一冊の資料…1999年に沖縄県立博物館で行われた、「三線の広がりと可能性展」の図録です。同展の図録であるこの資料は販売品ではないので、多分ほとんどの方は(特に県外)見ることができないでしょう・・・なので、ここに集められた、サンシン屋もびっくりの三線を紹介します(以下、全て同書より引用)写真でお見せできないのが残念です。
キワモノにしぼって紹介させていただきますが、例えば「馬の皮を張った三線」。皮が分厚そうなイメージがあるのですが、鳴ったのでしょうか?また、化学繊維で出来た払い下げの落下傘を重ねて使用した「落下傘張り三線」、セメントの袋を使った「セメント袋張り」などなど…。
「変なもの張っているなあ」と思いますが、これらはほとんど、終戦直後に作られたものです。11/26に紹介したカンカラサンシンと同じで、物資がなくても、何が何でも三線を作るという想いのもとに、工夫して作られたようです。頭が下がります。
僕の一番のビックリは、なんと「金製の棹」と「銀製の棹」の三線が存在することです。ああ~、写真で見せたい!
一体どういう経緯で出来たのか。僕はきっと、「昔、正直者の三線職人が湖のほとりで三線を作っていたところ、誤って棹を湖に落としてしまいました。すると湖から世にも美しいオバー(湖の精)が出てきて、『あんたが落としたのはこの金の棹かい、こっちの銀の棹かい』と職人に聞いたところ…」
というような伝説があるに違いないと思ったのですが(ウソつけ)、金製は20金を448g使用して製作、銀製は1ドル銀貨を鋳造して作られたようです。
紹介しているとキリがないのでこの辺にしておきますが、これら珍しい三線ができた背景には、上記のように先人たちの三線への熱い想いがあったがゆえと、理解していただければ幸いです。
2004年12月22日
超高額三線

三線は、棹の形、材質、皮の種類、また付属品のレパートリーを加えると、思った以上にたくさんの種類があります。店で一つひとつ三線をとって説明すると、お客様も予想以上の種類の豊富さに驚かれます。
実際見たことが無いので、職人さんから聞いた話をそのままお伝えすることになりますが、例えば最高に高い三線は、5000万円とか1000万円くらいのものがあるそうです。
“ホントかい!” って思ったのですが、わけを聞くと納得。
三線の棹の型には、「真壁型」とか「久場春殿型」などの種類がありますが、これはかつての名職人が編み出した形に、本人たちの名前が冠されたものです。そして大変高額の値段がついている三線は、その伝説の職人が実際に作った三線であったりするわけです。日本刀で言えば、名工正宗本人が作った正真正銘の「正宗」にあたるわけで、ある意味値段がつけられないものでもあります。
すごいものだ…。
サンシン屋としては、一度はそういうものに触れてみたい所です。
しかし…探してみると、三線にはまだまだ希少品や珍品はありました。
手元にある資料には、あっと驚く三線が…
続く。
2004年12月21日
三線狂の唄

世の中には「三線狂」とも言うべき人がいる、と思った話を最近聞きました。
この記事をお読みの方の中にも、「三線のことなら俺に語らせろ!」というくらいの「三線好き」の方はいらっしゃると思いますが、「三線狂」とまで言える人は少ないかもしれません。
では、「三線狂」の領域とはどんなものか?
実在の方ですが、こんな方がいらっしゃるそうです。三線の棹の形にはいくつ、その中でも「与那型」は男性的、「真壁型」は女性的と言われています。
その三線狂なる方は、その「与那型」と「真壁型」の三線を1本ずつそろえ、 これを「夫婦三線」とすることにしました。どのようにして夫婦と認定したかというと、単にその2本を横に並べただけではありません。
わざわざ式場までいって、夫婦三線の結婚式をあげてきたそうです。
正確には縁結びの儀というものをしたらしいのですが、これを話す三線歴40年以上のベテラン職人も、さすがに呆れ顔をしていました。
世の中にはこんな方もいるのです。
2004年12月20日
皮が破れそうになったら・・・!

三線にも当然ながらトラブルはつきもの。特に、胴体の蛇皮部分は最も扱いに注意するところでもあります。温度や湿度の条件が悪ければ、ある日三線を見ると「あ!皮がやぶれている!」ってことになります。皮が破れたら、当然張り替えるしかないので、サンシン屋にもっていきましょう。
さて、今日の写真は、実際にお客様より届いた写真です。
ごらんの様に、小さな裂け目が入ってしまっています。まだ破けていないのですが、それも時間の問題です。
お客様「どうすればいいですか?」
この場合、もちろん修理のためにすぐに送っていただくのがベストですが、送る前にお客様に応急処置をしていただきました。
裂け目の入った三線の応急処置とは、どうするのでしょうか。
それは、「接着剤で裂け目をくっつける」です。沖縄の業者や職人の間では、 アルテコという業務用瞬間接着剤が使われることが多いです。小さな裂け目ならこれでつながります。
お客様に接着剤で応急処置をしてもらい、一応修理するべく、その三線を当店に送っていただきました。そしてその三線を作った職人さんのところへ持っていったのですが、なんとベテラン職人さんに「どこが裂けているんだい」と言わしめるほど、綺麗にくっつけていました。結局どこが裂けているのか見つけられず、弾いてもしっかり音が鳴るので、「問題なし。これですぐ破れたなら、無料で皮を張り替える」という職人のお墨付きをもらってお客様に送り返しました。お客さまは三線職人への転職をオススメしたい才能をお持ちのようでした(笑)。
三線をお持ちの方は、このような応急処置があると知っていただければ幸いです。
2004年12月17日
三線は男の楽器? 女の楽器?

楽器は、例えばエレキギターなどは、特に「男性専用」と決まっていなくても、「どちらかというとオトコの楽器」というイメージを感じます(反論もあるでしょうけど)。
日本の「琴」などは、「女性の楽器」という印象があります。そういう印象は国や世代で違うのかもしれませんが、男性が好む楽器、女性が好む楽器というものがあるようです。
では、三線は男性の楽器か? 女性の楽器か? みなさんはどちらのイメージがありますか?
本土の三味線は、僕の中では「お座敷」のイメージで、すぐに浮かぶのは女性が弾いているところです(実際の比率は不明)。三線はどうなのでしょうか。
今知られている沖縄系アーティストでは、女性は「歌」のほうが多いですね。三線を実際に弾くのは男が多いかもしれません。
だからといって「三線は男の楽器だ!」と言い切ることはできませんが、一つ面白いデータがあります。うちのお客様で、三線を初めて買う人は、男女ともに同じ比率です。しかし、2本目、3本目と買う人は、男性がほとんどです。これを見ると、「男性のほうがハマる楽器なのかなあ」と感じたりしますが、いかがでしょうか。
所でうちは中国の「二胡(にこ)」も扱っているのですが(女子十二楽坊で前列で弾かれている楽器)、二胡の教本の表紙は、みんなチャイナドレスを着た若い女性となっています。しかし本の後ろをひらくと、編集者はみんなおじさん(失礼)の二胡奏者が写真入りで掲載されています。なんとなく騙されたような気がするのですが(←僕だけか)、二胡は女性の楽器という僕のイメージが崩されつつある今日この頃でした。
2004年12月16日
皮に裂け目が!

ある日のサンシン屋にて。
朝、お店にてメールを見ると、お客様より
「三線が大変なことになっています!早急にご連絡ください!」
というメッセージが!な、何事だ!?
ご要望どおり早急に連絡をとると、
(お客様)「ウロコが一枚はげました!(三線の胴体はニシキヘビの皮)
他のウロコもはげそうです。どうすればいいんですか!?」
とのことでした。さて、この時はどう対処すべきでしょう?うちの答えは以下の通りでした。
(サンシン屋)「ははは、そうですか。はがれるものはどんどんはがしてください。ガムテープを使ってはがしまくって結構ですよ」
ヘビは脱皮する生き物なので、ウロコは自然にはがれていきます。実はサンシン職人やお店では、店頭に出す前にガムテープなどでべたべたウロコを取っておくのが常識です。いくら取っても、ウロコが全部無くなって丸ハゲになることはありませんので、ご安心を。
かといって、店先で面白がって指で無理やりはがしたりしないでね。あくまでも自然にはがれていく範囲でお願いします。(他のサンシン屋から「おたくが変なこというから、店の皮をはがされたぞ!」といわれる前に…)
2004年12月16日
りえの新人賞奮闘記(2)、独学と教室通いはこんなに違う!

☆☆ える・おきなわ新人スタッフが三線の新人賞に挑戦中! ☆☆
あなたを元気付けるリアルタイム三線奮闘記。
みなさまこんにちは。えるおきなわ新人スタッフ、りえです。お待たせしました(きっと待っていてくれたと信じつつ(^^;))。今回も私の話を聞いてくださいね。
実は、今月から三線教室に通ってます。来年受験する新人賞取得を目指して本格的にスタートしました。師匠はこの三線道一筋40年、A氏が主催する学校です。その師匠は三線を作ることから、弾くこと唄うこと、ありとあらゆることを全て知り尽くしている、ツワモノなのです。
教室に通って、一番大きく感じるのは、自己練習で弾いているのと、師匠について手ほどきを受けているのとでは、全く違うってことです。
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2004年12月15日
セレブのお買い物 2

前回のコラムで、「安物は音が気に入らないから」と、新しく10万円の三線を即決で買った大阪のご婦人の話を書きましたが、その後日談もあります。
ご要望どおり10万円の三線を送った数日後、またお電話がありました。
ご 婦 人:「やっぱ全然音が違いますわ。でもビデオの先生が弾いているのはもっといい音がしない?」
サンシン屋:「ああ、そのクラスの方でしたら、30万円以上するものを弾かれていると思いますよ」
ご 婦 人:「やっぱりそれくらいするんだねえ。おたくにもそれくらいのあるの?三線の一番いいものって、どれくらいしますの?」
サンシン屋:「はい、数は少ないのですが、八重山黒木という木のものなら、50万円以上のものがありますね。」
ご 婦 人:「あ、そう。あるのね、そういうの。ほな、予約しとくわ。頑張って三線上達したら買うから、その50万円のやつ取っといて」
Σ( ̄□ ̄;)またもや豪快なショッピング!
ご 婦 人「どうせねえ、いい指輪とか買ったら100万とか200万とかするでしょう?それに比べたら安いものよ。私も結構な人たちが集まるところの会員やから、そこであんまり恥ずかしい音を披露したくないのよ。頼みますわ。」
…… 一般庶民には分からないセレブの世界を垣間見たサンシン屋でした。
2004年12月14日
セレブのお買い物 1

先日、ある大阪のご婦人が、ホームページから三線を買って行きました。初心者向けの一番安い人工皮三線を買われたのですが、数日後にお電話がありました。
ご婦人:「なんかこれ、音悪いんちゃう?やっぱ安いとこうなの?」
サンシン屋:「ええ、やっぱり人工皮ですし…棹の木も…(説明)」
聞くと、(本土の)三味線もされていたようで、そのためか音には敏感。ちなみにギターなど弦楽器を弾いていた人は大抵、すぐに音の違いを見抜いてきます。
ご婦人:「ふーん。やっぱりねえ。ほな、いいものはいくらくらいなの?」
サンシン屋:「そうですね、縞黒という木のものがありますが…でも10万円くらいしますよ」
ご婦人:「あ、そう。じゃ、それ送ってちょうだい。」
え!? Σ( ̄◇ ̄;) 即決!? 10万円だよ?
しかしまだ三線も初めて1週間にならないのに…。
しかも前に買った三線と交換ではなく、2本目として購入。前の三線セットも4万円くらいはしたのですが…。
世の中、豪快なご婦人もいたものだと感じました。僕もビッグになったら(←死後?)店頭で言ってみたいものです。
2004年12月13日
三線と三味線

ホームページでサンシンを販売していると、本土のお客様からもよくご質問をいただきます。
その中で時々あるのが、本土の三味線と比較しての質問です。
例えば、
「本土の三味線はそちらの三線用のハードケースに入りますか」
「三線は細棹ですよね?中棹はどのぐらいの大きさの音がでますか」
などなど。(注:三線には細とか中などの棹の太さの分類はありません。)
サンシン屋なら当然答えられると、みなさんも思うでしょう。ところがどっこい、実をいうと沖縄にはどこを探しても本土の三味線がないのだ!実物がないから分からないし、県内に知っている人もいない。
結構質問が多かったので、いつも対応しているうちのスタッフが「それなら一度実物を見てみよう」と、電話帳を取り出し、県内の三味線が置いていそうなところに片っ端から電話した。しかし、どこも「ない」「ない」「ない」。日舞とか日本の踊りを教えているところは、三味線の曲が必要だから置いていそうなものだが、聞くと「いや、曲はテープを流してやっていますので」とのこと(-_-;)。
現在はどうやって質問に答えているかというと、こちらの三線の特徴を伝えて、あとは聞いた人に判断してもらうという方法をとっています(^^;)。だって無いもんは無いもん!
沖縄県内で本土の三味線を置いているところを知っている方、是非是非おたよりをください。m(__)m
2004年12月10日
胴巻きの取り付け 初体験期 2

前回の続き。
一人で店のお留守番の時に、未経験の胴巻き取り付けをたのまれた僕。
「今はできません」と断るか? しかしお客様はいそいでいるご様子…。
実はひとつ、救いがありました。そのほんの三日ほど前に、ホームペー ジで「胴巻きの取り付け方」というコーナーをつくるべく、職人さんが胴巻きを取り付けるところを、一つひとつ解説付きで撮影していたのです。そのため、手順は一通り頭に入っていました。
「ええい! やるんだ! 男には勝負のときがある!」
とばかりに、「はい、すぐに取り付けますので30分ほどお待ちください」と余裕の笑顔を作って( ̄ー ̄;)からサンシンと胴巻きを受け取りました。
「うわ…これ、在庫のない胴巻きだな。失敗できないぞ」と腹をくくる。冷汗、冷汗。その間、お客様にはビデオでも見てもらって、気をそらしてもらう(笑)。
ええ~と、こうやって棹の位置をはかって
…確かこうやってノミで穴を開けて~
…確かこうやってヒモを結んで~
…と、自分で撮影した写真を確認しつつ
……20分後に完成。やった!できた!
「はい、お待たせ致しました!」と誇らしげにお渡しする僕。お客様は喜んで帰ってくださいました。フー。緊張したけれど、ささやかな達成感がありました。
大げさですが、こうやって人間は成長するんだなーと感じた日でした。
http://www.el-okinawa.com/
2004年12月09日
胴巻きの取り付け 初体験期 1

三線の胴巻きについて、僕には思い出のエピソードがあります。
胴巻きは三線の胴体を包むものですが、三線は一つ一つ手作りのため、三線のお尻の部分から出る棹の位置が違います。棹の位置が違うと、胴巻き底辺の棹を通す穴の位置も違います。そのため、サンシン屋はそれぞれの三線に合わせて、棹の位置をはかって胴巻きに穴をあけていきます。
僕は最近まで、この胴巻きを取り付けるということをしたことがありませんでした。当たり前と言えば当たり前で、失敗したら大変ですから、 こういうのは全部職人さんまかせです。
そんなある日。他のスタッフが外にでかけて、僕一人で店を見る時間がありました。
ピンポーン。お客様が通ると鳴る店内のチャイムが。一人の女性が、三線と胴巻きを別々に持ってやってきました。よく見るとうちの胴巻きです。
「あのー、さっきここで胴巻き買ったんですけど、つけてくれると聞いたので三線を持ってきましたー!」
マジで?Σ( ̄□ ̄;) どうする?
無邪気な笑顔のお客様の言葉に、心中でひきつる僕。
続く。
2004年12月08日
胴巻きのあれこれ

三線のオシャレ、と言えば胴巻き(ティーガー)でしょうか。
本日の写真を見て頂いてもお分かりのとおり、結構種類が多い。
写真の一番手前の三線の胴巻きは、「左御紋」というもので、一番スタンダードな柄。真ん中の丸い模様が左御紋というものです。スタンダードすぎて「左御紋」の名前を知らない業者やお店も多く、注文時に「いつものあの模様」とか言われたりします。
2番目は人気の「紅型」。かわいいので女性の方の注文が多いです。
3番目は「首里織」。これはうちのオリジナル。
4番目は「刺繍入り」と言われるもので、龍とか鳳凰が描かれるためか、女性より男性の注文が多いです。
5番目、一番奥ですが、当店では一番人気の「ミンサー織」です。
胴巻きの種類が増えたのも、最近の三線ブームが始まってから。三線は「左御紋」をつけるのが伝統なので、そのマークがない胴巻きが登場した時は、古い職人の間から非難ごうごうだったそうです。
胴巻きは模様と色を組み合わせたら、多分100種類は超えます。意外と 幅広い胴巻きの世界でした。
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2004年12月07日
うまのあれこれ

今日の写真は、サンシンの「うま(駒ともいう)」です。
うまとは、サンシンの胴体に立てて、絃をのっけるものです。このうまを通して、絃の振動がサンシンのボディに伝わり、音を出します。小さいけれど、サンシンにはなくてはならないニクイやつ。
そんなうまも、実は写真のとおり、結構バリエーションがあります。小さいくせに、素材の違いで音に影響があるそうだ。(「あるそうだ」などというのは、未熟者の僕の耳ではそこまでわからないから -_-;)
手前の4つのうち、左の白いものは「プラスチック素材」の安いやつ。 左から2番目は、何と「鹿の骨」でできたうま。 3番目は、一番人気の高い「竹」。割れやすいけど音は一番(らしい)。 4番目(一番右)のゴツイやつは、もともとはカンカラサンシン用に作ったものですが、「シブイっすねえ」というお客様が多かったので、普通のサンシンにもつけるようになりました。
そして奥の、やけに長いもの。これは「小音うま」といって、これをつけると、何と音が小さくなってしまうのです! 沖縄では、夜にそのへんでサンシンの音が鳴っているのは珍しくないのですが、本土では近隣の迷惑になったりします。また家族が寝静まった時間にしか練習できない人には、まさに救い主とも言える一品として喜ばれています。
サンシンにさりげなくのっかる「うま」。「山椒は小粒でもピリリと辛い」いう言葉が似合う存在なのです。
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2004年12月06日
那覇マラソン観戦

昨日開催された那覇マラソン。うちにも参加する女性スタッフがおり、ちょうどコースが店の近くだったこともあって、走りっぷりを見てやろうと応援に行きました。
するとそこには、恐るべきジョガーの大群。ぬおー!参加者数万人と聞いていましたが、圧倒です。
ていうか、これじゃうちのスタッフ探せないよ!
しかも探そうとしても、どうしても目に付くのは赤レンジャーとか猿とかオモシロイ格好をした人達。一例をあげると、
・ナース衣装(の男)
・ウェイトレス衣装(の男)
・バニーガール衣装(の男)
やめんか!∑(* ̄□ ̄*;)
デジカメ構えつつ「ああ~これじゃ到底探せないな」と思っていたら、「エイオー!エイオー!」と軍隊さながらの掛け声をする集団が。また変なのが来た(笑)と思って見ていたら、その目の端で「おーい!」と、彼女の姿!ごくごく普通の格好でした(安心したけどちょっと残念)。掛け声集団に気をとられてシャッターチャンスを逃したけれど、ご苦労さまでした。
そんな那覇マラソンでしたが、「来年はサンシン弾きながら走ってくれ。唄つきで」と彼女にお願いしようかと思った次第です(←お前がやれ!byスタッフ)。
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2004年12月03日
謎の楽器 2

昨日の続きです。
業者の方もたまたま手に入った専門外の楽器なので、なんという楽器なのか分からず。
飾りにはなるが、仮にも店に置いていて、お客様に「これ何ですか」聞かれて、「さあ…と」と答えたのでは、商売人の恥である。値段もつけたいし・・・。ちなみに似たような楽器の中国の古筝は、安くても10万円前後。おお、これはもしや結構高価な楽器なのでは・・・。見た目からもそんなオーラが。早く正体判明させたいところです。
そこで業者の方にお願いして、取り急ぎ製造元に問い合わせてもらいました。
翌日、「製造元からFAXを送ってもらいました」とお返事がきたのでを見せてもらうと、全部手書きの英語・・・うう、読めない自分が憎い。
業者さんにベトナムの楽器であることは教えてもらい、早速インターネットで検索。これまた全然情報がないのですが、どうやら「ダンチャイン」という琴ではないかと…あくまで写真をみての推測ですが…。
かくしてはっきり正体が判明せず、サンシン屋にポツンと置かれた楽器。しかし商札がありませんので、「ダンチャイン(仮)」とでもしておきましょう。店にお立ち寄りの際は「これが例の楽器か」と、触ってやってください。音はすごくいいんですよ。
http://www.el-okinawa.com/
2004年12月03日
りえの新人賞奮闘記(1)、三線コンクール 新人賞に挑戦!

☆える・おきなわ新人スタッフが三線の新人賞に挑戦中!☆
あなたを元気付けるリアルタイム三線奮闘記。
※メルマガで人気の連載をブログに掲載することになりました
みなさまはじめまして。
えるおき新人スタッフ、りえと申します。どうぞよろしくおねがいします。
「新人」というわりには、歳がいっているんじゃないのー(?)という声もしばしありますが、まぁ、ギャラリーの声は気にせず頑張っております。
実は私、三線歴が1ケ月なんです!!! こんなに正々堂々と自慢しても意味ないですけど、超超超初心者です。
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