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2008年06月12日

目で見る三線の音色

毎度はいたい!今日はちょっぴりへろへろなみどです。
メルマガが日付をまたいでしまいました(T□T)
楽しみにしていた皆様すみません(><)!!

さて、今回のメールマガジンの特集は、「棹による三線の音色の違い」がテーマでした。
メールマガジンはこちらからで見れます

三線の価値は何で決まるかというと、大半は「音」と言っても過言ではありません。
その他、伝統工芸品としての価値や製作した職人のブランドなどいろいろな要素はありますが、基本的には「音」が三線のランクを分けています。(えるおきの三線のランク付けの基準は「音」です)

では、その「音」を決めるポイントは何でしょうか。

シンキングタイムスタート!


・・・はい、そこまで!(短ッΣ( ̄□ ̄!!)


三線の音は、大きく3つの要素で決まります。

1つは「胴体の皮の材質」
もう1つは、「棹など木の材質」
最後に、「職人の力量」です。

特に皮の張り方は職人の腕に相当左右されます。使用する皮の選択という目利きから張り方の強弱まで、各職人の経験と力量に左右されますので、「材質が同じ=音が同じ」でないことに注意してくださいね。

音を決めるポイントの中でも、「棹」は三線の命というべきものです。
極端に言えば、棹さえよければ、皮がダメでもいい音になるまで張り替えできます。
棹は、制作に長い時間がかかりますので、棹の種類による値段差はかなり大きくなります。

皮による音色の違いは、いろいろなところで説明されていますが、「棹が違うと音はどう変わるのか?」という疑問が残ります。
実際の音の違いを知るにはどうしたらいいのか・・・。

いろいろと試してみたところ、「音の波形を見る」ことで違いがわかるのではないかということになり、さっそく機材を持ち出してチャレンジ。

全て本張りAの皮を張った三線を用意して、
・樫
・紫檀
・縞黒
・黒木(黒檀/八重山黒木)
の5本の音色を、波形にしてみます。

■樫
♪実際の音色


★波形(クリックで拡大


■紫檀
♪実際の音


★波形(クリックで拡大)


■縞黒檀
♪実際の音色

★波形(クリックで拡大)


■黒木
♪実際の音色


★波形(クリックで拡大)


■八重山黒木
♪実際の音色

★波形(クリックで拡大)


耳で聞くと、大きな違いはありません。
けれど、音の波形を見るとやはり少しずつ違いがあることがわかります。

全て同じ職人の張った本張りAの三線ですので、絃を弾(はじ)いた瞬間の音の幅はほぼ同じですが、その余韻の幅と長さは各々違っているのですΣ( ̄□ ̄!!

樫の棹の三線は、細く短い余韻が残ります。音切れがよいので、早弾きの曲を演奏する時によさそうです。
紫檀の棹の三線は、余韻は細いですが、樫よりやや長く残ります。

対して、縞黒・黒檀・八重山黒木の棹の三線は、しっかりとした余韻が長くのこります。
まさに、「三線が唄う」という感じです。
古典やゆっくりとした民謡など、“聴かせる”曲の演奏に向いています。

こうして並べてみてみると、棹による音の違いは「余韻の違い」と言えるのではないかと感じるようになりました。
皮による音の違いは、どちらかと言うと“弾きならした瞬間”の違いですが、棹による音の違いは、その後の“響き方”です。

「三線は棹の先から音が出ている」と説明する職人もいて、胴体で打ち鳴らした振動が棹全体を伝って音の余韻を作ると考えられています。
そのため、年季の入った職人ほど、棹の木材の密度や木目、節があるかないかといったことを慎重に選びます。棹を伝わる音に影響があるためです。

皆様も、「コレ!」という三線に出会ったら、静かな場所で音の余韻を楽しんでみてください。
きっと新しい発見があると思います(^-^)




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Posted by えるおきなわ at 23:59│Comments(0)TrackBack(0)コラム

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