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2004年12月24日

珍しい三線

三線は探してみると、珍品(?)も数多くあります。

そこで、ここに取り出しましたる一冊の資料…1999年に沖縄県立博物館で行われた、「三線の広がりと可能性展」の図録です。同展の図録であるこの資料は販売品ではないので、多分ほとんどの方は(特に県外)見ることができないでしょう・・・なので、ここに集められた、サンシン屋もびっくりの三線を紹介します(以下、全て同書より引用)写真でお見せできないのが残念です。

キワモノにしぼって紹介させていただきますが、例えば「馬の皮を張った三線」。皮が分厚そうなイメージがあるのですが、鳴ったのでしょうか?また、化学繊維で出来た払い下げの落下傘を重ねて使用した「落下傘張り三線」、セメントの袋を使った「セメント袋張り」などなど…。

「変なもの張っているなあ」と思いますが、これらはほとんど、終戦直後に作られたものです。11/26に紹介したカンカラサンシンと同じで、物資がなくても、何が何でも三線を作るという想いのもとに、工夫して作られたようです。頭が下がります。

僕の一番のビックリは、なんと「金製の棹」と「銀製の棹」の三線が存在することです。ああ~、写真で見せたい! 

一体どういう経緯で出来たのか。僕はきっと、「昔、正直者の三線職人が湖のほとりで三線を作っていたところ、誤って棹を湖に落としてしまいました。すると湖から世にも美しいオバー(湖の精)が出てきて、『あんたが落としたのはこの金の棹かい、こっちの銀の棹かい』と職人に聞いたところ…」

というような伝説があるに違いないと思ったのですが(ウソつけ)、金製は20金を448g使用して製作、銀製は1ドル銀貨を鋳造して作られたようです。

紹介しているとキリがないのでこの辺にしておきますが、これら珍しい三線ができた背景には、上記のように先人たちの三線への熱い想いがあったがゆえと、理解していただければ幸いです。




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Posted by えるおきなわ at 23:28│Comments(0)TrackBack(0)コラム

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