2005年01月13日
三線の棹の材質はどこで見分ける?

最近、お客様からこんなお問い合わせがありました。「棹の胴体の後ろから出ている部分が塗られていないのですが、不良品でしょうか?それともこんなものなのでしょうか?」
棹の胴体の後ろから出ている部分、つまり今日の写真でもある三線のお尻部分は、「ぬき」と呼ばれているところです。
三線の棹は普通漆が塗られているのですが、この「ぬき」は、実はわざと塗らない部分なのです。
どうしてでしょうか。
その理由は、棹に使われている木が何なのかを見るためです。三線はどの木を使うかで、値段が大きく変わります。しかし棹を真っ黒に漆塗りしてしまうと、何の木だったか分からなくなり、安物を「高い三線だ」
と言って売りつける人も出てくるからです。
そのため「ぬき」の部分は塗らないのが常識なのですが、最近はそれを知らずに塗ってしまう職人さんもでてきました。
もし店頭で、高額の値段がついているもので、この「ぬき」が塗られているものがあったら、一応疑ってみてもよいでしょう。ちゃんとした職人なら、高い三線ほど「ぬき」を塗らずに、良い棹であることが分かるようにしておくからです。






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