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2005年08月01日

りえの新人賞奮闘記(9)、「新人賞」本番!④


休憩時間が終わり、再度気持ちを入れ替えて、舞台袖に並びました。
あと4人、3人とどんどん前の人が終わっていきます。2人、そしていよいよ1人で私の番です。
舞台の袖からそっと会場を覗くと、お客さんでいっぱいです。うわぁどうしよう?
最前列でじっと腕を組み、私を見ている師匠の顔がありました。
「落ち着いていけよ」
そんな風に目で言っているかのように感じました。

「58番、安里屋ゆんた」
のアナウンスが聞こえ、舞台に進みました。
もうやるしかありません。
マイクの前にある座布団に座って、手を付いてお辞儀をする。
「これはお嫁に行く時のような気持ちで丁寧にやれ」
と同じ教室の先輩から習いました。
でもまだ経験したことないので、よく分からないんだけど?
そんなアドバイスが効いたのか、効いてないのか、きちんとこなして顔を上げると、もう審査員やお客さんの顔は気にならなくなりました。
というか目線をしっかりと前に向けて、唄い始めました。

しかしあまりの緊張感ゆえ声が裏返っちゃってましたが。
また着物の裾を踏んじゃって、ズレる始末。
見ている人は分かんなかったと思いますが、本当はちょっと着崩れていました。
秘密ですよ。
最後は簡単に会釈をして、舞台を去りました。

そんなこんなではありましたが、実際の本番では目立った失敗もなく、普段の練習通りにいけたと思います。
間違えることもなく、途中で止まることもなく2番目までしっかりと唄いこなしました。
やるだけやったから、もう悔いはありません。

終わって後は、学生時代の時、試験が終わった後のような爽快感に包まれました。
いつもの空が、今日はやけに青く深く澄み切って見えます。

後ほど聞いたのですが、八重山民謡の「安里屋ゆんた」を唄ったのは、全受験者中で私一人のみだったようで、結構ウケが良かったみたいです。
やっぱこれを選択をして良かったのかも?

続く・・・・


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