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2008年01月10日

“ウマ”で音は変わるのか実験

三線を鳴らすための小さな道具「うま」
いろいろ種類があるけど、音は違うのか?を実験してみました。

※生音は明らかに差があったのですが、
 ビデオではわかり辛い...かもしれません。
 あらかじめご了承下さい。


本張り三線、人工皮三線に、それぞれウマをつけて1つずつ確認していきます。確認しやすいように、本張り三線も人工皮三線も調弦は同じ高さ(C#-F#-C#)にあわせています

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■プラスチックのウマの特徴は、とにかく倒れにくく割れにくいこと。
 竹うまが折れてしまった時の予備としておすすめのウマです。

【人工皮三線+プラスチックウマの場合】
 乾いたキンキンした音色になる。ちょっと耳障りかも。

【本張り三線+プラスチックウマの場合】
 堅い音色になり、余韻が短い。音色に温かみがなくなる。

という結果になりました。
どの三線につけても、堅くキンキンとした人工的な音色になってしま
いました・・・(×_×)

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■鹿の骨製(動物の骨製)のウマの特徴は、プラスチックのうま同様
 に、倒れにくく割れにくいことです。

【人工皮三線+鹿の骨ウマの場合】
 プラスチックとほぼ同じ音色になるが、プラスチックより音の響き
 が若干よい。

【本張り三線+鹿の骨ウマの場合】
 プラスチックのウマよりは少しましな程度。響きの点ではかなり改
 善される。

という結果になりました。
形がプラスチックのウマとほぼ同じなので、このような結果になったと思われます。
動物の骨製でも、接絃面をもう少し細く削ると、また違う音色になるのかな・・・?

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■竹ウマは、細く削って仕上げることができるので、三線の音色を最
 大限に引き出してくれます。反面、折れやすいのが難点です。

【人工皮三線+竹ウマの場合】
 響きは、プラスチックのウマよりは断然いい!少しやわらかい音色
 になるが、高音域がやや金属音のように感じる。

【本張り三線+竹ウマの場合】
 余韻が残るすっきりとした音色。「これぞ三線!」という感じの耳
 に心地いい音になる。

・・・あれ?
竹のウマは、三線にとって最良のウマだと思っていたのですが、こと
人工皮三線に関しては、一概にそうとは言えないようです。ゆるめの
張りの人工皮三線に竹ウマを取り付けると、すっきりした音になりま
すが、張りの強い人工皮三線には、どうも不向きな様子。
本張り三線+竹ウマは、どの三線につけても余韻を残しながらも耳に
心地よいいい音色になりました。GOOD(^-^)b

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■最強うまは、太く倒れにくく絶対に折れないというところからつい
 た名前です。原材料はなんと…お正月の門松の真ん中の竹!(今明
 かされる衝撃の事実)。お正月の頃にしか作れない、ある意味貴重
 なウマだったのです。

【人工皮三線+最強ウマの場合】
 ややこもり気味のすっきりしない音色になる。
 音が太く力強い感じになる。

【本張り三線+最強ウマの場合】
 澄みきっていない青空のような(?)すっきりしない音色。
 高音も太くなるので、聞き心地はそれほど悪くない。

ウマが太い分、やはり音も太くなってしまうようです。その性質を利用して、張りが強く音色が金属音っぽい三線に活用すると、丸みのあるいい音になるかもしれません。

*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*

■デザインウマは、その名の通り、形に少しこだわって作られたウマ
 です。三線の民芸品としての美しさをひきたてます。

【人工皮三線+デザインうま(竹)の場合】
 金属感が抑えられ、すっきりしたまろやかな音に。

【本張り三線+デザインうま(竹)の場合】
 音がこもったような、太いゆるめの音になる。張りの弱い三線に近
 い、ぼよんぼよんとした音色。

【人工皮三線+デザインうま(黒檀)の場合】
 耳に心地よい感じ。とてもよく響くのでびっくり。

【本張り三線+デザインうま(黒檀)の場合】
 遠くから聞こえてくるような、伸びたもやっとする音。

人工皮にデザインうま。これまでの検証とは段違いによい音が出てスタッフも驚きました。キンキンしなくなることにもびっくりです。
逆に、本張り三線にデザインうまをつけると竹製・黒檀製ともに間延びした音になってしまい、ちょっと残念・・・。


■本張り三線でやってみた


■人工皮三線でやってみた









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Posted by えるおきなわ at 21:00│Comments(1)ノウハウ - 三線 -
この記事へのコメント
なるほど、違いますね(^^
Posted by せやま at 2008年01月10日 23:54
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